自然の力をできるだけ利用した、安心・安全な果物づくりに取り組んでいる農園。
ナシは二十世紀のほか、幸水や豊水、正月贈答用の愛宕も栽培。
受粉にミツバチを使った自然交配を行うことで、農薬の使用を抑えています。
ブドウはピオーネを中心に7種類を栽培しています。
ここで栽培されているのは、種なしのピオーネを中心とするブドウ7品種、20世紀や幸水、豊水、愛宕などのナシです。農園に一歩入ると、袋の中で茜色に染まったブドウが一足早い秋の訪れを知らせてくれていました。
「ナシは、ミツバチによる自然受粉を行うことで、減農薬栽培を実現しています。できるだけ自然の力を利用した、安心・安全なブドウ・ナシづくりに取り組んでいます」と語ってくれたのは、果樹栽培を始めて約35年になるオーナーの広実治さん。毎朝5時半に愛犬とともに畑に出て、ナシやブドウの世話をしています。「果物は手を掛けた分、応えてくれます。さまざまな苦労を乗り越えて、収穫の時期を迎えたときは格別。大きな達成感がありますね。でも、年に1回しか作れないから毎年1年生の気分。まだまだ教えてもらうことばかりです」。もっとおいしい果物を作りたいとの思いから、日記をつけたり、視察に出掛けたり、研究に余念はありません。
試食にと出していただいたのは、ジャスミンという稀少品種。飲むこむ瞬間にふんわりジャスミンの香りを感じる不思議なブドウです。そのほか、果皮ごとカリカリ食べられるスイーツ感覚のバラディ、さわやかな甘みと酸味が特徴のシナノスマイルなど、少量限定生産の品種は売り切れ御免。これから新しい品種も登場する予定です。
「天候に左右されるので、糖度は同じでも毎年味が違います。今後も心が動かされる理想の果物を追い求めていきたいですね」と果物作りに熱意をうかがわせる広実さん。尽きることのない探究心がおいしい果物作りの秘訣のようです。
農園名 | ひふみ農園 |
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電話番号 | tel.0834-86-2532 |
園主 | 広実治 |
経営面積 | 160a |
その他 |
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